6B4G

直熱三極管6B4Gです。オリジナルはヒーターが2.5V 2.5Aの2A3ですが、これを6.3V 1Aにした6A3を更にオクタルベースにしたのが6B4Gです。余談ですが、6B4Gを傍熱化した6A5Gなんてのものあります。いずれも特性は2A3と同じです。

また、ロシア製6S4S(6C4C)を欧米の商社が仕入れて自社のブランド名をプリントしたOEM品も多数流通しています。Zaerix, CEI, National(≠松下)など。

外観は普通のST管で、よく見掛けるのはSylvaniaのJAN-CHS-6B4Gです。他にもSylvaniaによく似たRCA製や管壁がカーボンスートされたKen-Rad等のブランドのものも存在します。また、珍しいところでは英Brimar/STCの6B4G(CV851)も稀に見掛けます。

内部構造は、独立したプレートボックスを2つパラレル接続したものが多いですが、古いものにはMとWを合わせた形のプレートものもあります。上述の通り、管壁がカーボンスートされていることもあります。また、Brimar/STCのものは二つのプレートボックスがかなり接近しているのが特徴です。

JAN-CHS-6B4Gの入手性は悪くありませんが、店頭で購入するとペア\15,000あたりが相場です。多少リスキーですが、ヤフオクやeBayも活用しましょう。特にブランドに拘りがないのであれば、eBayでペア$40の6S4Sを使うという選択肢もあると思います。

6AV5GA(?)を内部的に三結にした傍熱型の6B4Gも存在しますが、諸特性がオリジナルとは微妙に異なっているようで、アンプの調整なしには差し替えできないとか。

OEM品

ぺるけさんのBBSでも話題になっていましたが、Zaerix等の商社のロゴですらない、まったく関係のないブランドのロゴをプリントした6B4G(と名乗る6S4S)があるようです。

BBSでぺるけさんが指摘しているように、6S4Sと6B4Gの見分け方は意外と簡単です。独立2枚プレートのパラレル構造でなくMをWを上下に合わせた形状のプレートで、ガラス管がふっくらマトリョーシカ風なのが6S4Sです。米英の6B4Gは、ほとんどが独立二枚プレートのパラ接続かつガラス管はスマートにすぼめられています。

また、6S4Sのゲッターリングは円盤(UFO型)が多いですが、まれに扇型のものもあります。使われていないピンが省略されているものが多いです(これまた稀に8本すべてのピンがあるものもあります)。6B4Gのベースにはほぼ確実に8本の足があります。

Zaerix等の商社ブランドの6B4G(=6S4S)は時折ヤフオクに登場しますし、最近では真正6S4Sも出品されることが多いようです。eBayでは6S4Sがコンスタントに出品されていますので、6B4Gと見比べてみるとよいかも知れません。

蛇足で追加しますと、ベースの字体が異なるJAN-CHS-6B4Gの偽物(偽プリント)も存在します。イヤな世の中ですなぁ。

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