現代真空管アンプ25選

サブタイトル「現代管を使いこなすための設計手法と25の製作例」の通り、前半はアンプの設計法が、後半には現代管によるPPアンプの作例が多く掲載されています。

前半のアンプ設計法では、他の書籍ではスルーされがちなUL接続やKNFについて詳細に説明されています。また、出力段位相補正アンプを提唱している黒川さんらしく、低出力インピーダンスな初段・位相反転段、NFBについて丁寧に解説されています。その他、電源回路や安全設計、全体のアセンブリなど、非常に参考になります。

後半は、タイトルの通りに25もの作例が掲載されています。初段・位相反転段に7308や5687といった中μ低rp管を徹底的に採用し、広帯域を実現しています。いずれの作例も、周波数特性、入出力特性、クロストークなどが丁寧に計測されており、あっさりとした解説に厚みを持たせています。

非常に勉強になる名著なのですが、絶版のようです。古本屋、Amazonのマーケットプレイス、ヤフオクあたりで購入できる可能性があります。懐に余裕があれば購入の価値はあると思います。

  • 著者: 黒川達夫
  • 出版: 誠文堂新光社
  • ISBN: 4416198000
  • 価格: \4,200

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