tube amp」タグアーカイブ

LS8A直結全段差動PPアンプ その2

3ヶ月ほど放置してしまいましたが、前回の状況からあまり進捗はありません。フィラメントを直流点火するためのDC-DCコンバータの基板を試作した程度です。試作はOlimexとFusionPCBを利用しました。 あまり話題もないので、3ヶ月前に作った回路図を上げておきます。 前回の記事の通り、初段は差動カスコードブートストラップで出力段と直結しています。ちょっと過剰とも思える初段ですが、ユニバーサル基板で高密度に実装してみたいと思います。欲を言えば初段も基板化したかったのですが、色々と実験もしたかったので基板にはしません。 B電源は標準的なミニワッターのものです。C電源は抵抗一発です。フィラメントを直流点火するためのA電源は、繰り返しになりますがDC-DCコンバータを採用します。これは基板化しましたが、放熱パッドをうまく半田付けできるか、チャレンジです。

カテゴリー: tube amp | タグ: , , | コメントする

4ヶ月ぶりの更新

4ヶ月ぶりに更新しました。いずれも回路図が上がっていませんが、後日、左側の記事コンテンツの方に追加する際に掲載しておきます。 以下、近況など。 その1。先月の真空管オーディオフェアのフリーマーケットに参加しました。一番奥で色々と売れずに困っていたのが私です。売れ残りはほぼすべてヤフオクで捌けました。一部の球はフリマよりも高くなりましたので、実はフリマ参観の手間を考えると微妙に損したのかも? その2。タクトさんとサンエイさんの営業情報の掲載が滞っていてスミマセン。サンエイさんはこのところずっと休業のようです。店の前にも営業日カレンダーが掲載されていません。タクトさんの分については余力があれば掲載します。 その3。トラ技の記事に触発されて、基板CADのKiCadを触り始めました。後述するアンプで使う予定のDC-DCコンバータ用の基板を作るのに利用しています。このDC-DCコンバータの回路はソフトン善本さんの300Bアンプを参考にしています。 その4。上述の基板は、海外のPCB作成サービスであるOLIMEXとFusionPCBを使って作ってみることにしました。来週中には届くかも? この辺の基板作成→発注の話はまた後日、個別の記事にします。 その5。前述のアンプですが、初段に2SK170のカスコード、出力段は直熱三極管 LS8A (3A/109Bコンパチ)の直結全段差動ミニワッターPPアンプにする予定です。LS8AはDC-DCコンバータで直流点火します。この辺のアンプ設計の話もまた後日、個別の記事にします。

カテゴリー: diary | タグ: , , , | コメントする

6S45P-E単段定電流ミニワッターシングルアンプ

これも年初に作成して記事にしていなかったので、ざっくり整理しておきます。 先に作成した7963 PPアンプの熱さにいささか驚かされたので、もうちょっと発熱の少ないアンプを作ろうと思い立ち、以前から使ってみたかったロシアのトンデモ管、6S45P-E (6C45Pi-E)を使ってシングルアンプを実際に作ってみました。

カテゴリー: tube amp | タグ: , , , | コメントする

真空管アンプ設計製作自在 全面改訂版

『真空管アンプ設計製作自在』は、長真弓さんの名著『真空管アンプ設計自由自在』と『真空管アンプ製作自由自在』を1冊にまとめた全面改訂版です。『~設計自由自在』は1990年の著作ですから、約20年振りの改訂です。A5版からB4版にサイズアップし、テキストも読みやすくなり、特に写真は鮮明になっています。 『~設計自由自在』と比較して、ページ数は多少減りました。その代わりに作例が3つほど掲載されています。真空管のデータシートからは整流管が削除され、6CW5やEL156などが追加されています。また、巻末に索引がないのが不便ですが、これは『~設計自由自在』の頃のままなのが残念です。 内容はしっかりupdateされています。特に、差動反転回路や全段差動PPアンプについても言及されているあたり、只者ではありません。同相ノイズやクロストーク、電源インピーダンスなどの差動アンプのメリットについてもきっちり明記されています。ただし、超3結はスルー。残念。 初心者がこの書籍を手に取ってアンプを自作するのは困難でしょう。他の入門書で1台はアンプを作成した後に、2台目3台目を製作する際の参考とするのがよさげ。

カテゴリー: book review | タグ: , | コメントする

低容量のシールド線

ボリュームからグリッドまでの配線など、インピーダンスが高くて雑音を広いやすい箇所にはシールド線を使います。しかし、シールド線にはそれなりの容量(200~300pF/m)があるために、無駄な取り回しは高域に影響します。そこで通常は低容量タイプのシールド線を使うことになります。 というのが一般的な話なのですが、じゃあ低容量なシールド線って何よ? というのが今回の話題です。一般的には50~100pF/mのものが低容量とされているようです。お約束のようにオヤイデさんのウェブサイトにあるシールド線を見てみると、モガミの2520で100pF/mです。 オーディオ用に限定しなければ、アマチュア無線でもお馴染の同軸ケーブルがあります。これらはおよそ60pF/mとかなり低容量なのですが、線径が大きかったり芯線が単線だったりで、正直扱いにくいです。芯線が編み線で細目の3C-2VSやそれより細いのであれば、それなりに使えるかも。 そんなこんなでアレコレ捜していたのですが、三栄無線さんにモガミの低容量シールド線3154があったので即注文。48pF/mと低容量。線径4mmで柔らかく、機器内部の配線に向いています。サイトには600円/mと書かれていますが、300円/mで購入できました。

カテゴリー: tube amp | タグ: , , | コメントする

はじめての真空管アンプ

タイトルそのまま、真空管アンプ初心者向けの書籍です。 著者の黒川さんは、初段・ドライバ段に低rp球を採用して広帯域を実現する出力段位相補正アンプを長年提案している、真空管アンプ設計のベテランです。懐古趣味に走ることなく、CD等の現代的なソースにも通用する真空管アンプを実装するためのノウハウが掲載されています。 本書の目標は300Bのシングルアンプを実装することなのですが、そこだけに集中することはありません。この書籍だけでアンプを設計できるようになるかどうかは微妙なところではありますが、初心者向きかつメタな、しかし詳細な知識を得られるという点では、ぺるけさんの『情熱の真空管』以上に価値のある本だと思います。 まずとにかく真空管アンプを作りたいという方には『情熱の真空管』、もうちょっと腰を据えて学びたい方にはこの書籍、一生の趣味にしたいという初学者の方には両方の書籍をお薦めします。この二冊がちょうど補完関係になるかと思います。

カテゴリー: book review | タグ: | コメントする

情熱の真空管アンプ

情熱の真空管というサイトを運営するぺるけ師匠こと、木村哲さんの著作。初段から出力段まで差動回路を用いた全段差動プッシュプルアンプの製作について、丁寧に記述されています。 しかし、ただ全段差動PPアンプを作成するための情報だけではなく、真空管による増幅回路の設計法から負帰還、アース回路といった周辺技術まで、真空管アンプを設計するために必要な一通りのノウハウが記載されています。この本を読了すれば、自力で全段差動PPアンプを設計できるところまで身に付けることができることでしょう。巻末の真空管データシートも便利です。 設計思想が非常に合理的で、真空管アンプに半導体を遠慮なく採用するなど、私も多大な影響を受けています。上述のサイトと併わせて活用できる、真空管アンプ初心者必携の一冊です。

カテゴリー: book review | タグ: | コメントする

真空管アンプ構想 その2

メインアンプの出力管は6S4S(6C4C)で決まりですが、この球をドライブできる球はないものか、というのが前回。 広帯域なアンプに仕上げたいので、初段管はなるべく低rpの球を選択したいところ。低rpの定番は6DJ8/ECC88シリーズですが、μ=30前後ではちょっと心許ない感じ。低rpかつ高μと言えば6CM4/EC86あたりが候補なのですが、今回は出力管がロシアなのに合わせて、同じくロシアの6S45P-E(6C45Pi-E)というchallengingな球を選択します。

カテゴリー: tube amp | タグ: , , , , , | コメントする