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E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その1

前回の記事から少し間が開きましたが、ミニワッター構想はまだまだ深めていきます。 さて、前回は初段もE182CCで賄う方向へシフトしましたが、せっかくなのでこのまま話を進めましょう。前回はおおよその電圧の配分を検討しましたが、今回は実際の回路定数まで入れてみました。 一つの方針として、抵抗等は入手性が高く、一つの部品で済むようE24系列の値を採用しました。そのため、微妙に最適化されていないような気がしないでもないですが、ミニワッターですので出力が多少小さくなろうが気にしない方向で。 まずB電源の電圧ですが、195V巻線を整流して120kΩと1.5MΩで分圧した後にMOS-FETのG-S間で4V落ちるとして、およそ227Vが得られるとします(電源部の回路図はぺるけさんのオリジナル参照のこと)。初段プレート電圧を60Vとすれば、出力段のP-K間におよそ150V供給できます。

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ミニワッター構想 その6

前回までは初段にJFETを使っていましたが、E182CCのデータシート(12ページ目)を眺めていたら意外と低電圧でもそれらしく動作するっぽいことが分かりました。ということで、双三極管で電圧増幅から出力まで賄えそうな気がしてきました。 ということで回路図を更新。何のことはありません。先日の回路図の初段のJFETを三極管に変えて、出力段プレートに入れていた抵抗とコイルを除いた程度です。 E182CCのデータシートを眺めてみた感じでは、初段はプレート電圧50Vでグリッドバイアスを-2Vでプレート電流が3mAぐらい。このあたりでもrp=4kΩ, gm=5mS程度、つまりμ=20ぐらいあります。出力段のプレート電圧150Vでグリッドバイアスを-5Vとすると、プレート電流は20mAぐらい。 電源電圧が2V+50V+5V+150Vで210V弱、電流は左右の両チャネル合わせて50mA弱。これなら電源トランスは春日のKmB90Fで問題なさそうです。

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ミニワッター構想 その5

回路定数はまだ入れていませんが、回路図をアップデートしました。それにしてもBSch3Vは便利ですね。 まずはアンプ部です。基本的には先日の回路に+αしています。初段はドレインに抵抗を入れてボチボチなところまで利得を下げます。出力段は高gm出力管を利用する時のようにグリッドに抵抗を入れるとともに、ちょっと大袈裟な気もしますがプレート側にも発振防止の抵抗と空芯コイルを入れてみました。 出力トランスの二次側にはZobel回路を入れて、安定性を確保します。オーバーオール負帰還の素子に並列にCを入れてありますが、これは回路図の上で一応入れてみただけなので、本番でも入れるかどうかは未定。 気になる出力段の定電流回路の耐圧ですが、B電源のリプルフィルタにも使えるような高耐圧トランジスタを採用することで誤魔化します。初段の定電流ダイオードの耐圧も実は気になっています。出力段と違い、すぐに電流が流れるのでおそらく問題ないと思うのですが…

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ミニワッター構想 その4

前回の回路で本当に問題ないのか検討は必要ですが、今回はそれはちょっと置いておいて、出力段に用いる球の選定を進めたいと思います。 まず何よりも先に、初段が真空管でなくFETになっている点ですが、初段と出力段を直結するために電源電圧をあまり上げたくないという一点において、このようにしました。副次的なメリットとして、大きく利得を稼げる割には出力インピーダンスは比較的低い、というポイントがあります(FETのソース接地増幅回路の出力インピーダンスは、ほぼドレイン抵抗に等しいです)。もちろん、電源電圧と電流容量が許すのであれば、初段も真空管にすることはできます。 そう、この方式のデメリットは、出力段(というか初段も含めた球)に双三極管を選べない、ということです。もちろん、片ユニットだけ使うであるとか、2ユニットをパラレルにするとかいう選択肢もない訳ではないです。しかし前者は使うユニットを変えるにははんだごてを握る必要がありますし、後者は入力容量が倍になる(=高域特性が犠牲になる)というデメリットもある訳です。

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ミニワッター構想 その3

昨日の記事で触れた回路をBSch3Vで清書してみました。回路の概要を把握するために書いたものなので、当然、定数は未定です。 出力段を定電流で縛ったシングルアンプとしては、ぺるけさんの実験がよく知られています。信号ループが最短化され、また、アースが信号ループに入りませんのでクロストークの改善も見込め、また、出力管の暴走もないというものです。ただ、初段は通常のカソード接地増幅ですのでアースが信号ループの一部になります。場合によっては、この初段がクロストーク悪化の原因になる可能性がありそうです。 ということで、初段も定電流で縛って、信号ループからアースを排除してみました。これで、少なくとも信号ループに関しては、全段差動PPアンプと同じような状態になる訳です。

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ミニワッター構想 その2

昨日は全段差動PPなミニワッターを検討してみましたが、先日の記事にも書いたように、真空管式差動ヘッドフォンアンプそのままな印象は否めません。オリジナリティなんて追求したところで凡人にホイホイ思い付く訳もないのですが、無い知恵を絞って考えてみました。 …何だかそれっぽいのができました。初段も出力段も定電流で縛り、出力から初段のグリッドへ帰還させます。信号ループがアースに流れないという全段差動っぽい回路になったのですが、これって本当に動作するんですかね。一応、LTSpiceのシミュレーションではそれっぽく動作しましたが、シミュレーションはシミュレーションですので過信は禁物であります。 まだ自信がないので、もちっと考えてから、後日、回路図をアップします。

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ミニワッター構想

ぺるけさん配布のミニワッター汎用シャーシを使ったミニワッターアンプを妄想しています。 もともとが「シングルアンプ プロジェクト」ですし、このシャーシを使ったシングルアンプの書籍も出るのでシングルアンプでいくのが王道なのでしょう。しかしヒネている私は、初段JFETで直結した全段差動プッシュプルアンプを考えてみたいと思います。 初段は手許にある2SK170、電源電圧は20V前後。出力段の球が悩みどころです。手許にある球のうち、インドMade in USAなMullardブランドのE182CC、JJのECC99、ロシアの6N23P-EV、同じくロシアの6N6Pあたりが候補となります。まあ、今は保留しておきましょうか。

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