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ミニワッター構想

ぺるけさん配布のミニワッター汎用シャーシを使ったミニワッターアンプを妄想しています。 もともとが「シングルアンプ プロジェクト」ですし、このシャーシを使ったシングルアンプの書籍も出るのでシングルアンプでいくのが王道なのでしょう。しかしヒネている私は、初段JFETで直結した全段差動プッシュプルアンプを考えてみたいと思います。 初段は手許にある2SK170、電源電圧は20V前後。出力段の球が悩みどころです。手許にある球のうち、インドMade in USAなMullardブランドのE182CC、JJのECC99、ロシアの6N23P-EV、同じくロシアの6N6Pあたりが候補となります。まあ、今は保留しておきましょうか。

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6N23P-EV差動ラインプリアンプ構想 その3

前回はロードラインを引いて動作点を決定しました。今回は負帰還量を決定します。 一般的な真空管アンプでは、6dBからせいぜい10dB程度の負帰還しか施しません。しかしこのプリアンプの利得は2倍程度ですので、ガッツリと負帰還を掛けることになります。と言いますか、負帰還量が利得を決定します。言うなれば、OPアンプの反転増幅回路と同じです。 6N23P-EVのμは33、内部抵抗は2.6kΩ、プレート負荷は20kΩです。このとき、6N23P-EVの利得は29 (33*20/(20+2.6) となります (実際の動作点近くの内部抵抗はもうちょっと大きいので、利得は少々小さくなります)。これが二つの増幅部で分けられるので、一つの増幅部の利得はおよそ14。先立っての構想によると必要な利得は2.2倍なので、16dB (20log(14/2.2))の負帰還を掛けることになります。

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6N23P-EV差動ラインプリアンプ構想 その2

さて、今回はもう少し詳細に回路を検討していきます。 まずは6N23P-EVのデータシートを入手しましょう。インターネットのお蔭で、ロシア管のデータシートも簡単に手に入ります。データシートの収集サイトFrank’s electron Tube Data Sheetsに行けば、オーディオ用途のほぼすべての真空管のデータシートを入手できます。ただ、6N23P-EVのデータシートは見辛いので、今回はPhilipsのE88CCのデータシートで代用しましょう。このPDFの27ページ目を印刷して手元に用意します。 さて、B電源ですが、適当に100V-200Vのトランスを入手できたとして、整流→平滑で200Vまでドロップしたということにしておきましょう。そうすると、ロードラインと横軸(プレート電圧)との交点は200Vになります。プレート負荷を10kΩにすると縦軸(プレート電流)20mA、20kΩにすると縦軸10mAと、それぞれ横軸200Vとを結ぶ直線がロードラインとなります。

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6N23P-EV差動ラインプリアンプ構想

先日の記事で、ロシア管を用いた真空管アンプの大枠を構想しました。中μ低rp管6N23P-EVを採用することで広帯域とそれなりの利得を実現し、入力を平衡にすることでもう少し利得を稼ぎ、ロシア管を採用することでコストを下げ、等々の涙ぐましい悪あがきでありました。 今回はプリアンプの構想を少し具体的に練ってみたいと思います。回路の基本はぺるけさんの真空管式差動ライン・プリ・アンプです。一段差動増幅回路のプレートからグリッドへ負帰還を掛けるのが特色です。大きく(?)違うところは、 平衡出力が前提 当初からラインセレクタあり バス・ブーストなし といったところ。細かいところもちょこちょこ変えていきたいところですが、ある意味完成された回路ですので「コレ」といった工夫はできなさげ。

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真空管アンプ構想 その3

構成は音源-(セレクタ)-プリアンプ-(平衡)-メインアンプ-スピーカで決まり、プリアンプは6N23P-EV差動一段、メインアンプは初段6S45P-E、出力段6S4S(6C4C)で決定。とは言え、本当にこの構成で大丈夫か検討しましょう。 まずは出力段の6S4Sをフルドライブするのに必要な電圧を求めましょう。一般的な2A3の動作点、プレート250Vにバイアス-45Vで60mAを前提にしますと、45Vの2倍、90Vp-pが必要です。これは約32Vrms (90Vp-p / 2 / 1.4142)になります。 初段6S45Pの増幅率は約52です。実際に負荷を与えると多少値は小さくなりますので、ここでは概算として利得を40倍とします。そうすると、負帰還なしの状態で入力には0.8Vrms (32Vrms / 40)が必要となります。負帰還を3dB程度掛けるとすると、負帰還ありの状態では1.1Vrms (0.8Vrms * 1.41)の入力が必要です。 プリアンプのライン入力が最大1Vrmsとすると、必要なプリアンプの利得は1.1倍となりますが、ちょっと心許ないです。平均的なライン入力は0.5Vrms程度と見做せば、プリアンプの利得は2.2倍となります。 メインアンプ初段の利得をもう少し稼げるとよいのですが、まあ問題ないでしょう。不平衡入力の差動アンプだと初段の利得は1/2されてしまうのですが、平衡入力の場合はそうならない分、利得を稼げるのがいいトコロであります。

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6N23P-EV

ロシア名6H23Pi-EB。低rpによる広帯域化で一世を風靡している6DJ8/ECC88の互換球です。サフィックス”-EV”の付いた球は、6922/E88CCの互換とされることが多いようです。 こちらは特段珍しい球ではありません。SovtekやTRONALのブランドで売られているECC88やE88CCは、おそらくほぼすべてがロシア製の6N23Pか6N23P-EVです。ちなみに、鈴のロゴが入っているのがReflektor工場製、ロケットのロゴの入っているのがVoskhod工場製です。 ECC88/E88CC自体がよく流通している球ですので、この球の購入については割愛。余談程度に申し添えておくと、eBayなら10本$30とかで入手できます。

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真空管アンプ構想 その2

メインアンプの出力管は6S4S(6C4C)で決まりですが、この球をドライブできる球はないものか、というのが前回。 広帯域なアンプに仕上げたいので、初段管はなるべく低rpの球を選択したいところ。低rpの定番は6DJ8/ECC88シリーズですが、μ=30前後ではちょっと心許ない感じ。低rpかつ高μと言えば6CM4/EC86あたりが候補なのですが、今回は出力管がロシアなのに合わせて、同じくロシアの6S45P-E(6C45Pi-E)というchallengingな球を選択します。

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