月別アーカイブ: 2010年3月

E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その6

さて、これで位相補正のためのコンデンサ容量を除いて一通りの設計が完了しました。ここまで設計を進めてきた感想など。 何よりも、全段差動PPアンプの合理性を感じました。この全段定電流シングルアンプでは、前段も出力段もカソードがアースから浮いています。そのため、ヒーターハムを拾ったり、電源のリプルノイズが増幅されてしまいます。これを防ぐために、ヒーターバイアスやリプルフィルタなど、回路構成を配慮する必要がある訳です。 しかし全段差動PPアンプでは、これらはコモンモードノイズとしていとも簡単に除去されてしまいます。差動回路の利点が見事に活かされた結果、回路はシンプルになり、ヒーターバイアスや強力なリプルフィルタなどに物量を投資せずに済む訳です。初心者が設計、実装しても破綻しにくいという訳ですから、素晴しい回路だと思います。

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E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その5

最後に電源部です。オリジナルの回路(定数)もまだ微妙にアップデートされています(リプルフィルタの120kΩ→130kΩ等)が、気にしない方向で。 大枠はオリジナルと同じです。初段の定電流回路をカソード電位で賄うようにしたため、マイナス電源が不要になりました。初段、出力段ともにカソードがアースから浮いているために、電源のリプルが顕在化する可能性大です。47uFのコンデンサを100uFにすることでリプルはおよそ半分になりますが、時定数が倍になりますので電源の立ち上がりがより緩慢になります。今回は定電流回路にMOS-FETを採用したので耐圧は問題になりませんが、もしLT317を使う場合はシミュレーション等にて確認した方がよいかも知れません。

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E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その4

前回の記事で、ダンピングファクタ(DF)を求め忘れていました。E182CCのデータシート(13ページ目)によると、Ip=20mAの時、rp=2kΩとのことで、素のDFはおよそ 5k/2k=2.5 となります。ここに6dBまたは12dBの負帰還を掛けた場合、それぞれダンピング・ファクタ算出便利帳を参考に計算してみますと、 (2.5 + 1) * 2 – 1 = 6, (2.5 + 1) * 4 – 1 = 13 となります。ものはついで(?)とばかりに、高域特性も求めておきましょうか。

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E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その3

ミニワッター構想記事もその9まで来てしまいました。 前回の記事で、定電流回路の高耐圧トランジスタをMOS-FETにすることを書きました。これに伴い、回路図もアップデートです。MOS-FETへの交換の他、ゲートへの発振抵抗を追加してあります。 さて、今回は出力を計算し、負帰還量を求め、回路図をfixさせたいと思います。

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バンテックさん 長期休業のお知らせ

バンテックさんが今年も長期出張に出られるそうで、今月末から7月頭まで注文を受けられなくなるとのことです。詳細はバンテックさんのウェブサイトをご確認下さい。

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E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その2

前回の記事で定電流回路の高耐圧トランジスタを使うことにしましたが、見直しが必要です。 出力段の定電流回路は20mAですが、使おうとしているトランジスタのhFEはおよそ50。つまりベース電流が0.4mA必要です。しかしベース側にはB電源から220kΩ経由でおよそ1mAしか供給していませんので、安定性に不安が残ります。また、20mAの電流のうち0.4mAがベースから供給される訳ですから、コレクタ側は19.6mAの定電流となります。ほんの2%ですが、あまりいい気持ちはしません。 一つの解決策は、もっとhFEの大きい高耐圧トランジスタを使うことです。しかし、この手のトランジスタは大抵、内部でダーリントン接続されており、かつB-E間に抵抗が挟まっていますので、小電流には使えません。つまり、出力段はOKですが、初段には使えないということです。ディスクリートでダーリントンにする、という手もなくはないですが、正直面倒。

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E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その1

前回の記事から少し間が開きましたが、ミニワッター構想はまだまだ深めていきます。 さて、前回は初段もE182CCで賄う方向へシフトしましたが、せっかくなのでこのまま話を進めましょう。前回はおおよその電圧の配分を検討しましたが、今回は実際の回路定数まで入れてみました。 一つの方針として、抵抗等は入手性が高く、一つの部品で済むようE24系列の値を採用しました。そのため、微妙に最適化されていないような気がしないでもないですが、ミニワッターですので出力が多少小さくなろうが気にしない方向で。 まずB電源の電圧ですが、195V巻線を整流して120kΩと1.5MΩで分圧した後にMOS-FETのG-S間で4V落ちるとして、およそ227Vが得られるとします(電源部の回路図はぺるけさんのオリジナル参照のこと)。初段プレート電圧を60Vとすれば、出力段のP-K間におよそ150V供給できます。

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靴を新調しました

これまで履いていたアディダスのスニーカーに穴が空いてしまい、雨が降る度にそこから雨水が滲みてグチャグチャになることに業を煮やす日々を過ごしておりましたが、ようやく新調しました。 不肖鎌ヶ迫も31歳、いつまでもスニーカー一本槍という訳にも参りません。ということで、今回は革靴に挑戦してみることにしました。とは言え、日常的に履くのはジーンズですので、ビジネス用の革靴はちょっと微妙。そこで、英Dr. Martensの革靴にしました。 折角なのでローテーション用にもう一足欲しいところですが、国内価格はなかなかいいお値段です。そこで例によって海外通販です。どうせ2足購入するのであれば、同じ型の色違いを気分で履き替えてみるのも面白そう。なのでVintage Collectionの1461 OxbloodとBlackを購入することにしました。革靴の本場、英ノーザンプトン製であります。 イギリスにある靴の通販サイトに注文したところ、送料はちょっと嵩みましたが、結局、国内だと1足しか買えない価格で2足買うことができました。個人輸入だったからか、はたまた1足ずつ別々に注文したからか、ラッキーなことに関税は掛かりませんでした。 注文からちょうど1週間で到着しました。さっそく履いてみましたが、固いです。かなり固いです。歩く度に曲がった甲革が親指の筋に当たります。この1週間はローテーションで履いていますが、まだ固さが取れません。じっくり履き込んで慣らしていかねば。

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ミニワッター構想 その6

前回までは初段にJFETを使っていましたが、E182CCのデータシート(12ページ目)を眺めていたら意外と低電圧でもそれらしく動作するっぽいことが分かりました。ということで、双三極管で電圧増幅から出力まで賄えそうな気がしてきました。 ということで回路図を更新。何のことはありません。先日の回路図の初段のJFETを三極管に変えて、出力段プレートに入れていた抵抗とコイルを除いた程度です。 E182CCのデータシートを眺めてみた感じでは、初段はプレート電圧50Vでグリッドバイアスを-2Vでプレート電流が3mAぐらい。このあたりでもrp=4kΩ, gm=5mS程度、つまりμ=20ぐらいあります。出力段のプレート電圧150Vでグリッドバイアスを-5Vとすると、プレート電流は20mAぐらい。 電源電圧が2V+50V+5V+150Vで210V弱、電流は左右の両チャネル合わせて50mA弱。これなら電源トランスは春日のKmB90Fで問題なさそうです。

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ミニワッター構想 その5

回路定数はまだ入れていませんが、回路図をアップデートしました。それにしてもBSch3Vは便利ですね。 まずはアンプ部です。基本的には先日の回路に+αしています。初段はドレインに抵抗を入れてボチボチなところまで利得を下げます。出力段は高gm出力管を利用する時のようにグリッドに抵抗を入れるとともに、ちょっと大袈裟な気もしますがプレート側にも発振防止の抵抗と空芯コイルを入れてみました。 出力トランスの二次側にはZobel回路を入れて、安定性を確保します。オーバーオール負帰還の素子に並列にCを入れてありますが、これは回路図の上で一応入れてみただけなので、本番でも入れるかどうかは未定。 気になる出力段の定電流回路の耐圧ですが、B電源のリプルフィルタにも使えるような高耐圧トランジスタを採用することで誤魔化します。初段の定電流ダイオードの耐圧も実は気になっています。出力段と違い、すぐに電流が流れるのでおそらく問題ないと思うのですが…

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