月別アーカイブ: 2008年10月

SFR E135

フランスSFRの傍熱三極出力管E135です。独TelefunkenやTeKaDeのRL12T15と同等の管です。 パッと見は45と同程度に小振りのST型ですが、UVベースでカソードがバイヨネットピンに出されています。特殊なソケットが必要なためか、なかなか格好いい欧州製の純三極出力管にも関わらず、微妙に不人気です。 TeKaDe製RL12T15はカーボン(グラファイト?)プレートですが、Telefunken製のはEL32等の5極管を思わせる円筒状の板プレートです。このE135もTelefunkenと同様に円筒状のプレートとなっています。通常のST管では上部でマイカ板を使って電極を固定しますが、このE135は固定されておらず、一見、振動に弱そうな印象です。グリッドの支柱にコの字の放熱板が左右に1枚ずつ取り付けられています。 ヒーターは12.6V 0.55A、プレート損失は最大15Wです。元々がB級やC級増幅で利用する送信管なので、プレートに電流をガッツリ流すような無理はあまりさせない方がよいかも。出力管にしては増幅率が高く(μ=14.5)、内部抵抗もやや高め(rp=2.5kΩ程度)。負荷インピーダンスを高めにして、プレート損失もちょっと抑え気味で使うのがよさそうです。

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EL32

オーディオ用五極出力管EL32です。別名にVT52, CV1052, 10E/11398があります。米WEのVT52 (45 Special)とは別物ですので混同しないよう注意です。 EL32はサイドコンタクト管EL2をオクタル8ピンにしたものです。元々はカーラジオに利用されていたようです。管頂にグリッドが出ています。外形は特徴的なスラッとしたダルマ(ST)型のものとストレートなチューブラ型のものがあります。また、それぞれ、管壁がカーボンスートされたものとクリアなものとがあります。Mullard製とPhilips製はST型とチューブラ型の両方を、カナダのGE製はチューブラ型をよく見掛けます。 内部構造から察するに、ST型のMullard製とPhilips製は同じ工場で生産されたのではないかと思います。 ヒーターは6.3V 0.2Aという電圧増幅管並の消費電力ですが、音質について、巷の評価は高いです。ぺるけさんの掲示板(ログ)でも絶賛されていますし、森川忠勇さんの書籍『オーディオ真空管アンプ設計制作テクニック』でも隠れた銘球として紹介されています(20P1シングルアンプのドライバに使われています)。

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悩地改革

先週の日曜に、近所のインドカレー屋カシミールで辛口のサグマトンをビールで流し込んでいたところ、腹を壊して帰宅後にトイレへ直行。その直後から ※(←イメージ)が猛烈に痛み始めました。 翌朝、シャワーを浴びながら触ってみたところ、大豆ぐらいの腫れが出来ているではないですか。ついに私も持てる者「痔主」へとステップアップしてしまいました。 で、これが痛いんですな。座ると痛むわ、異物感はあるわで痔主用の座布団(コントラバス運搬用に購入済み)を試すも効果なし。ほっかいろを当てても効果なし。ボラギノールの軟膏も効果なし。先週は仕事がほとんど手に付きませんでした。 これじゃイカンと一念発起、近所の肛門科をウェブで検索してこの土曜に診察に行った次第。

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O’Reilly書籍 4冊

久し振りにオライリーの直販を利用しました。 集合知プログラミング Subject to Change プライム・ナンバーズ Make vol.5 1冊目は流行りの集合知をプログラミングするための書籍です。コードはPythonですが、関係なしに読み進められます。2冊目は副題が「予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る」とある通りの読み物です。気分転換によさげ。3冊目は「魅惑的で楽しい素数の事典」。『数学ガール』ほどアレゲではありませんが、読み応えがあります。最後は言わずもがな。本号もいい意味でいっちゃってます。 現在、オライリー・ジャパンのウェブサイトにてWeb直販キャンペーン:手のひらサイズのふせんをプレゼント実施中です。私も早速ゲットしちゃいました。使うのが勿体無いぐらい精巧にできている付箋です。

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EL32 @春日無線

去る土曜、ニュー秋葉原センター方面に用事があったので、ついでに春日無線にお邪魔しました。ST型のカッコイイ(と私は思う)MullardのEL32が展示されていたのですが、何と\4,000強。マジっすか? 以前は確か\1,000程度だったと記憶しているのですが… 微妙に人気が出たためにこんな高騰したんでしょうけど、これはちょっと… ちなみにCanadian GEのGT管なら今でもサンエイさんで\1,000なのです。

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サンエイさん 10月の営業日 その2

この土曜にサンエイさんに行ってみたところ、休業が20日まで延長されていました。明日から営業再開のようです。

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コンテンツ更新

地味にサイト更新しています。初心者向け真空管アンプのブックレビューを追加し、4021Aの写真を追加しました。いずれもサイト左側のコンテンツ一覧から参照できます。 しかし、真空管とプログラミング以外の話題も蓄積したいなぁと思いつつある今日この頃。目標はやっぱりぺるけ師匠のサイトでしょうか。

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STC 4021A

英STCの直熱3極管4021Aです。通信用の真空管ですが、オーディオにも流用できます。 原型はWE 104Dらしいのですが、ヒーター定格はその半分のWE 104Fのまた半分(4V, 0.25A)という省エネ版です。WE 104D(F)と言えば球型のものを連想しますが、この4021Aは扁平なS管です。ST管の型から上を切り取った形状とでも言うべきでしょうか。また、特筆すべきはプレートボックスが斜めになっていることです。ゲッターを飛ばすときにショートしないような工夫だそうですが、見た目にも面白い真空管です。 末尾のアルファベットはソケット形状を表しています。AはUV(短足なUX)、BはUF(英国5ピン)、CはUVでグリッドがトップに出ています。私が所有している球はベースに刻印がなされており、STCとしては珍しい球なのではないでしょうか。後継として3A/109A/B/Cがあります。こちらはニッケルプレートが美しい小振りなST管です。

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散髪してきました

仕事をちょっと抜け出して、散髪してきました。3ヶ月ほど伸ばしっ放しだったので、かなりサッパリしました。洗髪後もすぐ乾くのが気持ちいいです。

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SV811-3

Svetlanaブランドの新型直熱三極管SV811-3です。Sロゴの米国Svetlanaブランドなのですが、スヴェトラーナ工場製ではなく、リャザン工場製だそうです。およそ10年ほど前(1996年頃)にこのSV811とSV572がリリースされましたが、ブランドのいざこざで既にいずれの真空管も製造中止に陥っています。すなわち在庫品のみです。幸いなことに、国内ではサンエイさんに安価な在庫が豊富にあるようです。ただし、保管状態は正直あまりよくありませんので悪しからず。 さて、このSV811-3ですが、送信管の811Aをベースに開発されたオーディオ管です。送信管由来ということで、グリッドをプラス領域まで振るA2級アンプに賞用されるようです。煌々と輝くトリタンフィラメントは、6.3v 4Aという大食いです。 外形はちょっと間延びしたST管でソケットはUX 4ピン、ベースは白いタイト製です。サンエイさんで売られているのは赤いロゴプリントですが、金色のもの(T管のSV811-3A)もあるようです。全体的な作りは精度が甘く、プレートの溶接もちょっと雑っぽい印象。振るとマイカが管壁と擦れてシャンシャン鳴りますが、気にしない方向で。 音の印象はトリタン直熱三極管らしく、さわやかだそうです。上述の通り、ヒーター電源をどうにかしてカソフォロかトランスで振れば何とかなりそうですが、色々と大変そうです。

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