真空管アンプ設計製作自在 全面改訂版

真空管アンプ設計製作自在』は、長真弓さんの名著『真空管アンプ設計自由自在』と『真空管アンプ製作自由自在』を1冊にまとめた全面改訂版です。『~設計自由自在』は1990年の著作ですから、約20年振りの改訂です。A5版からB4版にサイズアップし、テキストも読みやすくなり、特に写真は鮮明になっています。

『~設計自由自在』と比較して、ページ数は多少減りました。その代わりに作例が3つほど掲載されています。真空管のデータシートからは整流管が削除され、6CW5やEL156などが追加されています。また、巻末に索引がないのが不便ですが、これは『~設計自由自在』の頃のままなのが残念です。

内容はしっかりupdateされています。特に、差動反転回路や全段差動PPアンプについても言及されているあたり、只者ではありません。同相ノイズやクロストーク、電源インピーダンスなどの差動アンプのメリットについてもきっちり明記されています。ただし、超3結はスルー。残念。

初心者がこの書籍を手に取ってアンプを自作するのは困難でしょう。他の入門書で1台はアンプを作成した後に、2台目3台目を製作する際の参考とするのがよさげ。

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