7963全段差動直結ミニワッターPPアンプ

ほぼ1年前の記事がドラフトのままだったので、適当に補筆してアップします。このアンプはシャーシ内の発熱が大きい(シャーシが結構熱くなる)ということで、お蔵入りしています。

正月休みに中μサブミニ管 7963を使った全段差動直結ミニワッターPPアンプを作成しました。サブミニ管なのでシャーシ内に収めることができ、火傷の心配がないというメリットがあります。

まずは試験的にシャーシ内の省スペースを目指してユニバーサル基板を使って実装してみました。非常にコンパクトに実装できたのですが、両チャネル間が近かったり、入力回りとプレートまわりまでコンパクトになってしまった結果、入力オープンで発振気味です。また、電源回りも配線がルーズだったためか、残留ノイズが100μVもの値になりました。一般的な真空管アンプと比べれば充分に低い値ですが、オリジナルが22μVなのに、です。

ということで、基本的は回路や回路定数は変更せずにそのままで、やっぱり平ラグで組んでみることにしました。目標は、オリジナルを下回る残留ノイズです。残留ノイズが減れば必然的にTHD+nも改善されるであろう、という見込みです。もちろん、帯域や安定性もよいに越したことはありません。

入力は当然のようにXLR 5ピンによるバランス、初段は選別した2SK30ATM-Yによる差動増幅、出力段は初段と直結し、Sylvaniaブランドのサブミニ管の7963で春日のKA-8-54Pをドライブします。出力段は2枚の平ラグをスペーサーで平行に連結したものを利用して実装します。ちょうどぺるけさんのヘッドホンアンプと同じような感じですね。

出力段は直流点火です。直結でカソード電位が高くなりますので、適当にバイアスを与えてやります。電源は110Vをシリコンダイオードで整流し、MOS-FETによるリプルフィルタを介して、およそ130Vを得ます。初段用のC電源(負電源)は抵抗1本+電解コンをパラで済ませました。

出力トランスは春日で一番安い特注トランスで、110Vのセンタータップ付き + ヒーター用の12.6V 1Aで注文しました。シャーシはぺるけさんのミニワッターのものを利用しました。

裸利得がおよそ15、20kと150kによる負帰還でおよそ1/3 (9.5dB)の負帰還を与えて、最終的な利得はだいたい5ぐらいになりました。ノイズも少なく音質にも特に問題はなかったのですが、上述の通りシャーシ内に熱が篭るのが問題です。

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