hFE簡易測定

hFE 簡易測定オーディオ用のアンプを作成していると、トランジスタをhFEで選別することが必要になる場合があります。今回作成しようとしているヘッドホンアンプの出力段(ダイヤモンドバッファ)用のコンプリペアがそうですね。選別済みのものを安くで購入できればそれに越したことはないのですが、当然、手間賃の分だけお高くなっている訳です。

その一方で、トランジスタの選別作業自体を楽しむ人もいるようです。ちょっとマゾヒスティックなような気がしないでもないですが、その気持ちは分からなくもないです。

それはさておき、勉強のためにも、私はなるべく自分で選別するようにしています。表題の画像のように、コレクタ-ベース間とエミッタ-電源間に1kΩの抵抗を繋ぎ、コレクタとエミッタに繋がる抵抗とを電源に接続します。1kΩというのがミソで、オームの法則により、この抵抗の両端に発生する電位差[V]の値がそのままこの抵抗に流れる電流[mA]の値になる訳です。

細かい説明は画像の方に書きましたが、コレクタ-エミッタ間に発生した電圧と電源電圧(からVbe=0.6V程度を引いた値)から、おおよそのhFEを求められます。より正確にはVbeのバラつきもあるのでエミッタ側の抵抗も測る必要がありますが、簡易的にはこれで問題ないでしょう。大量のトランジスタを選別したい場合は、ソケット等使ってトランジスタの足の並びに合わせて配線を変えられるような選別用の治具があると便利だと思います。

なお、トランジスタの特性はバッチごとにだいたい揃っていますので、例えばコンプリペアを取ろうとして大量に同じバッチのトランジスタを購入してしまうと、2SAはhFEが小さめなのに2SCのhFEは大きめで全然ペアにならない、という場合もあります(実体験)。このような場合は結果的に選別済みのものを購入した方が、早く、安く、かつ確実です。割り切りも必要ということですね。

2010/05/29追記: 画像に誤字があったので修正しました。

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