E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その7

1ヶ月ほど間が開いてしまいましたが、シングルアンプの計画はまだ進んでいます。

先月末の時点で回路図がだいたいまとまってきていたので、LTspiceでシミュレートしていたところ、帰還量を増やすと低域の利得が上がってしまうことが分かりました。低域時定数が3つ(以上)あり、スタガー比が確保できていないのが原因であろうと推測した訳です。

が、信号ループを最短化した場合の低域時定数の求め方が分かりません。そこで、ぺるけさんが運営されている「大人の自由空間」掲示板(現・「自作ヘルプ掲示板」)にて、この回路図を出した上で質問してみました。

そこで指摘を受けたのは、「そもそも初段信号ループに問題がある」というものでした。初段カソードが定電流回路によってアースから浮いているため、信号ループが構成されていない、という指摘です。考え方としては、初段カソードは(交流的に)アースに近い方がよい、グリッドとカソードは完全に絶縁されているのではなく、(バイポーラトランジスタのように)グリッドからカソードへ信号が流れている、と考えると分かりやすいのではないか、とのこと。つまり、出力段のような信号ループを最短化するコンデンサを挿入すればOK、というような単純な話ではないようです。

また、初段を定電流で縛るのであればコンデンサでアースに落とさないとPSRR(Power Supply Rejection Ratio, 電源電圧変動除去比)の視点からあまり意味がない、という指摘もありました。これについてはLTspiceで検証する方法も提示して頂いているので、後ほど確認してみます。

その他、LT431はノイズが大きいので初段には向かない、初段定電流回路はカレントミラーがよいのではないか、といったアドバイスの他に、初段カソードを(低ノイズなシャントレギュレータ等で)2.5V浮かして一端をアースに繋ぎ、ここを仮想アースとして初段グリッド抵抗と信号ループ最短化コンデンサを繋ぐ、という別解も提示して頂きました。

PSRRの件はしっかり確認しておきたいので、また別途報告します。なお、シャーシとトランスは揃えました。他のパーツを買いに走る前に、BBSで質問しておいてよかったです。

カテゴリー: tube amp タグ: , , , パーマリンク

E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その7 への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Tweets that mention vacu.um-tu.be » E182CC全段定電流直結シングルアンプ 構想その7 -- Topsy.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です